植物の天敵『ハダニ』について知ろう!経験者が教える『ハダニ』への恐怖。

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こんにちは。かえちです!

私は『ベランダ菜園』をしていますが、ある日育てている『ミニトマト』の元気がない事に気が付きました。

その原因は『ハダニ』という害虫でした。

私は試行錯誤を繰り返して、『ハダニ』を撃退しようとしましたが、残念な結果となってしましました。

何故なら、発見が遅れてしまった為です。

皆さんには、私と同じような被害を受けて欲しくありません。

既に『ハダニ』を発見してしまった方も、そうでない方も、とても厄介な『ハダニ』について知っておきましょう。

きっと、今後の家庭菜園(ベランダ菜園)に役立つ事が出来るはずです!

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ハダニとは

ハダニのイラスト

まず、『ハダニ』とはどのような生き物なのでしょうか。

私が育てているトマトに『ハダニ』がついている事に気が付いた際、ウィキペディアにて調べました。

体長は0.3~0.8mmで、雄より雌の方が大きい。吐糸管から糸を出すのが本科の特徴である。葉の上で一生を過ごし、時には何世代も同じ葉の上で経過することも珍しくない。個体群密度の上昇や葉の状態が悪化すると分散する。この際、糸を使って分散することもある。卵・幼虫・第一静止期・第一若虫・第二静止期・第二若虫・第三静止期を経て成虫になる。雄は単相であり、雌は未交尾で雄を産むことができる。そのため、巣内の血縁度が高く社会性をもつ種も見られる。雌は複相であり、通常、交尾しないと雌は生じない。但し、ニョゴツメハダニなど細胞内共生細菌の作用によって産雌単為生殖をする例外もある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ハダニ

ウィキペディアにはこのように書かれています。

なんとなーく分かったような…分からないような…笑

では、要点をまとめて誰にでも分かるように説明していきますね!

『ハダニ』の大きな特徴は3つです。

特徴1:体の大きさが凄く小さい

まず、特徴の1つとして、体の大きさは小さすぎて見つけるのが大変です。

『ハダニ』があまりにも小さすぎた為、私は『トマト』についていた『ハダニ』の発見に遅れてしまいました。

私は『トマト』が元気をなくしている事に気が付いたのですが、ぱっと見て虫がついている事にその時は気が付く事が出来ませんでした。

病気かな?と植物用のスプレーをすぐにかけましたが、『トマト』は日に日に元気をなくしていきました。

何故だろうと疑問に思いました。

なので、今度はじっくりと葉っぱを観察してみる事にしました。

すると、『トマト』の葉や茎の上で小さい粒のようなものが動いているではないですか。

そこでやっと『ハダニ』の仕業だという事に気が付きました。

『ハダニ』はそのくらい小さいのです。

『ハダニ』が葉についていても、よーく見てみないと分かりません。

特徴2:蜘蛛の仲間

ハダニは名前に『ダニ』とついていて、体もとても小さいです。

なので『ダニ』の仲間かなと思いませんか?

実際は『ダニ』ではなく『クモ』の仲間なんです!

初めはとても驚きました。

しかし、私がハダニに被害にあった時に、『トマト』に蜘蛛の糸のようなものがついている事を思い出しました。

そこで、『あーなるほどな』と納得しました(笑)

クモの糸が植物についてる場合は、相当な数のハダニがいる証拠だよ。

特徴3:増え方が異常

見つける事に一苦労する『ハダニ』ですが、もう一つ厄介な事があります。

それは、増え方が尋常じゃないくらい速いです。

生物学的に、雄と雌の両方がいないと卵は産めないですよね。

しかし、『ハダニ』は違います。

雄がいなくても、雌は卵を産む事ができるようです。

人間ではありえない現象ね。恐ろしいわ。

そして、そのハダニの増え方ですが、「退治したはずなのにもうこんなに増えてる…!」というほどのスピードです。

調べたらこのような事が書かれた記事を見つけました。

1匹のメスが50~100個ほどの卵を産み、10日ほどで成虫になってまた次の卵を産むので、どんどん数が増えていきます。

出典:HORTI by GreenSnap ハダニの駆除や予防対策は?どんな生態?農薬で退治する方法は?

1匹のメスが50~100個程の卵を産む!?

しかも、更に10日経ったら成虫になってまた卵を産む!?

これは一気に増えるわけですね…。

恐ろしいです。

  • できれば、植物の状態を毎日観察した方が良いです。
  • ハダニは暖かく、乾燥した場所を好むので、植物をベランダ等の雨風が当たらない場所で育てている方は要注意です。

私が受けたハダニからの被害

警告マーク

『ハダニ』は、小さくて物凄いスピードで増える蜘蛛の仲間という事は分かりました。

では、『ハダニ』からは、具体的にどのような被害を受けるのでしょうか。

私が実際に被害を受けたことを元に書いていきますね!

被害1:葉の栄養を吸い取られる

『ハダニ』がいると、下の画像の様に葉っぱに変な模様がつきます。

ハダニから被害を受けた葉っぱ

わたしはこの変なポツポツとした黄色っぽい模様で異変を感じ、『ハダニ』を見つけました。

では、この変な模様は『ハダニ』が食べているという証拠なのかが気になり、調べてみました。

すると、このように書かれていました。

ハダニは葉裏に寄生し植物の汁を吸います。すると葉の葉緑素が抜け、吸われたところが白い斑点のようにポツポツと跡が残ります。初期は目立ちませんが、ハダニの数が増え、被害が進行すると白くカスリ状に色が抜け、葉色が悪くなります。庭木や果樹などはハダニが原因で枯れることはほぼないですが、見た目が悪くなり生育も鈍ります。草花や観葉植物、野菜の場合は落葉し枯れてしまうことがあります。

出典:GardenStory【絶対に防ぎたい!】ハダニの予防と駆除方法とは

『トマト』の葉のポツポツとした模様は、『ハダニ』が植物の汁を吸った証拠だったのですね。

そしてそれは、栄養を吸い取っていたという事だったなんて…。

だから、ミニトマトは元気がなかったんだね。

葉っぱが斑点模様になっていたり、かすり傷がついていたら、危険信号です!

もしそこにハダニがいたら、その状態を放置するのは大変危険です。

被害はどんどん悪化してしまいますので、すぐに植物の状態を良く見る必要があります。

被害が大きくなると、開花時間が短くなったり、植物が枯れてしまいますので早めの対策を行うことが大切です!

被害2:蜘蛛の巣がつく

『ハダニ』は蜘蛛の仲間で、『ミニトマト』に蜘蛛の糸がついていたと先ほどお伝えしました。

この蜘蛛の糸がついていると、とっても大変なんです。

まずは、下の写真を見て下さい。

ミニトマトの葉についているハダニ

ミニトマトの葉についているハダニ

この写真は、ハダニから被害が出てしまった時の実際の写真です。

クモの糸を張って、小さなハダニがいるのが見えますか?

この写真を撮った数日後、この植物は枯れてしまいました。

最悪のケースです…。

『ハダニ』が出しているこの蜘蛛の糸、ただ葉についているだけではないのです。

『ハダニ』はクモの糸を吐いて植物から植物へと渡っていき、更にそのクモの糸で天敵や薬剤等から身を守っているのです。

小さいのに、なかなか賢いですね。

ハダニは風を利用して、クモの糸を辿って移動するため、近くの雑草や植物からくる場合があります。

その為、完全に『ハダニ』が発生しないようにするのは結構大変です。

被害3:近くにある植物も被害を受ける

被害2で、『トマト』は『ハダニ』からの被害で枯れたとお伝えしました。

しかし、被害はそれだけでは終わりませんでした。

なんと、『トマト』の隣で育てていた『胡瓜』にも『ハダニ』が移ってしまい、手遅れになってしまいました。

植物から植物へ蜘蛛の糸を使って移動するという『ハダニ』の行動に負けてしまったのです。

『ハダニ』を目撃したら、近くにある植物はすぐ遠ざけるようにしましょう。
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3つの駆除方法を試みた結果

対策スプレー

『ハダニ』は小さくてすぐ増える厄介な害虫ということは分かりました。

では、そんな厄介な『ハダニ』に効果的な対策はあるのでしょうか。

『ハダニ』を駆除する方法を3通り、実際に行ってみました。

ハダニの弱点は水

『ハダニ』は害虫とはいえ、命ある生き物ですよね。

皆さんにはそれぞれ弱点というのがあると思います。

もちろん私にもあります。

私は『高い所』や『先の尖がっているもの』等がとても苦手です。

虫も同じように弱点があります。

という事は、『ハダニ』にも弱点があるはずです。

私は色々なサイトを調べてその弱点を探しました。

すると、やはり弱点がありました!

ハダニの弱点はお水で、ある程度ホースなどで勢いよくお水をかけると少し減ってきます。

出典:ゲキハナ カルミアの葉っぱにクモの巣?それはハダニです!

ハダニの弱点は『水』です。

その水に弱い性質を利用して、葉っぱに霧吹きで水をかけて予防・被害拡大を抑える事が出来ますね。

テープでも駆除が可能

『ハダニ』の弱点は水で、水をかけるのが効果的である事が分かりましたね。

しかし、『ハダニ』の対策は水だけではありません!

まだ被害が少ない場合は、セロハンテープやガムテープ等でハダニをくっつけて駆除する事も可能です。

しかしながら、これは得策とは言えません。

『ハダニ』は小さい為、見つけるのが困難です。

テープで取り切れなかった場合、『ハダニ』はどんどん増えていきます。

それを避ける為に、葉っぱを1枚1枚確認するのも容易ではありません。

また、虫が苦手という方もいますよね。

手で虫を沢山捕るのは難易度が高すぎます。

私も『虫』が大の苦手。
だから、テープで虫を捕るなんて気持ち悪くて絶対に無理だよ…。

虫が苦手で無理な方や、ハダニが沢山増えてしてしまった場合は、テープでの駆除は潔く諦めましょう💦

流水での駆除は油断禁物!

虫が苦手な私は、まずは『流水』で頑張ってみる事にしました。

『ハダニ』がついている『トマト』全体に上からお水をかけていきます。

まんべんなく水をかける事が重要です。

お水をかけた数時間後、いなくなったかもと喜びました。

しかしながら、その後日にあっという間に『ハダニ』は増えてしましました。

失敗です(泣)

「いなくなったかも」と油断をしていたのが駄目でした。

恐らく!というか絶対に、見えにくい場所に『ハダニ』は隠れていたのでしょうね。

葉の裏や、蜘蛛の糸に守られて生きていたのでしょう。

『ハダニ』恐るべし

『駆除スプレー』に頼ってみる

『テープ』と『流水』での駆除方法以外にも、駆除方法はまだあります。

それは、『駆除スプレー』です!

多くの家庭が虫退治でスプレーを使用した事があると思います。

その駆除スプレーの植物用です。

『植物用駆除スプレー』は、植物にかけても、実が出来ていても使用出来る優れモノです♪

『流水』での駆除に失敗してしまった私は、もうどうしようもなく、『駆除スプレー』に頼ってみる事にしました。

私が使用した『ハダニ対策・駆除スプレー』は以下の2種類です。

植物用殺虫スプレー

値段は、写真左側の『カダンセーフ』は値段は1000円程度に対し、写真右側の『ベニカ×ネクストスプレー』は1500円と少し高いです。

『ベニカ×ネクストスプレー』の方がお値段良い分、効果はありました。

しかし、私の場合は『ハダニ』の発見がかなり遅れてしまっていた為、残念ながら『ハダニ』を全て駆除する事は『ベニカ×ネクストスプレー』でも困難でした。

一方、以前私が『カダンセーフ』を予防として使っていた時は、『ハダニ』に悩まされることはありませんでしたので、『カダンセーフ』も予防効果は十分にあると言えます。

どちらのスプレーも口コミは良いので、『害虫が沢山増えてから』『植物がもう枯れかけている』といった手遅れな状況になる前に上手に使いこなせれば、効果を十分に得られるはずです。

つまり、使い方次第ということだね!

『カダンセーフ』は化学殺虫・殺菌剤不使用なので、小さなお子様がいる家庭や、食物を安心して食べたい方にはおススメです。

より強い効果が欲しいという方は、『ベニカ×ネクストスプレー』が良いかもしれません。

<『ハダニ』の駆除に関するまとめ>

  • ハダニは水に弱い
  • テープでの駆除も効果はあるが、ハダニの数が多い場合や、虫の苦手な方には向いていない
  • 流水での駆除は、葉っぱの裏側等の見えにくい場所にハダニがいる場合は駆除が難しい
  • ハダニが増えすぎて手遅れになると、駆除スプレーでも効果は薄い

最後に

ハダニは物凄いスピードで増えるだけでなく、植物を枯らしてしまう厄介な害虫です。

大切に育てている植物を、ハダニから守る為に対策をしっかりしていきたいですね!

また、ハダニが育てている植物についてしまったとしても、被害をなるべく小さく抑えるために毎日の観察も欠かせません。

ハダニ対策のスプレーや霧吹き等を上手に活用して、大切な植物を守っていきましょう。

また、『ミニトマト』の詳しい育て方について知りたい方は、下の記事をご覧ください。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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コメント

  1. Surf90satoshi より:

    虫は無視しようっていかないのね(^^;
    ハダニ行くぞo(`ω´ )o
    ( っ’-‘)╮ =͟͟͞͞ブォン🌊🐛🌊(*-`ω´-)9 ヨッシャァ!!

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